会社でもコロナ感染が急増・・・濃厚接触・休暇・業務への影響をどう乗り切るか?

新型コロナウイルス感染者 リモートで仕事 健康・医療

社内で広がる新型コロナ感染と夏休みシーズンの混乱|現場で感じたリアルな影響

2022年夏、日本全国で新型コロナウイルス感染者数が急増し、毎日のように「各地で数千人規模」というニュースが流れていました。当時は社会全体が緊張感を持ちながら日々を過ごしていましたが、その波は当然ながら職場にも押し寄せます。この記事では、私の勤務先で実際に起きていた「感染拡大の実態」と「夏休みシーズンが重なることで起きた混乱」、そしてその中で感じた率直な思いを記録していきます。

会社で増え始めた感染者と濃厚接触者の現状

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まず、社内で目立ち始めたのが「感染者そのもの」と「濃厚接触者」の増加です。全国的な感染者増の流れに伴い、職場でも徐々に報告が増えていきました。「ついにうちの会社にも来たか・・・・」という、じわりとした不安が広がっていく感覚があったのを覚えています。

特に印象的だったのは、「本人が感染したケース」よりも、「家族が感染し濃厚接触者扱いになるケース」が多かったことです。家庭内感染のリスクが高まり、社内でも毎日のように「家族が陽性で・・・・」という連絡が届くようになりました。そのたびに、周囲の空気が少し重たくなる。そんな日々でした。

幸い、わたしたちの会社はリモートワークが比較的やりやすい職種ではありました。そのため、濃厚接触者であっても「在宅勤務で業務継続」ができるケースが多く、業務への支障は最小限に抑えられました。しかし問題なのは「本人が感染してしまった場合」です。高熱倦怠感で仕事どころではなく、完全に戦線離脱となります。これが続くと、部署単位で一気に人手不足になるため、正直かなり厳しい場面もありました。

夏休みシーズンと欠勤の波が重なり職場が混乱

毎年8月は夏季休暇の時期で、部署ごとに交代で長期休暇をとるのが社内ルール。例年なら「今年は誰がいつ休むのか」程度の話で済むのですが、2022年はそこに「感染」や「濃厚接触」による欠勤が重なり、スケジュール管理が一気にカオス化しました。

夏休みを普通にとる人、家族感染で出社できない人、本人が感染して休む人・・・。それらのパターンがランダムに、しかも突然発生します。「あの人が休むなら、こっちの仕事はどう割り振ろう?」と、職場全体が常に綱渡りの調整状態でした。

正直なところ、毎日のように「今日も誰かが休むのでは?」という不安がつきまとい、心の平穏はなかなか保てません。しかし、こればかりは誰のせいでもなく、文句を言っても状況は変わりません。むしろ、みんながそれぞれの立場で必死に頑張っているのを知っているからこそ、支え合いながら乗り切るしかありませんでした。

困難の中で見えた働き方の変化と、前向きな兆し

ただ、暗い話ばかりではありません。この期間を通じて、「働き方の柔軟性」や「備えの大切さ」が社内でもはっきりと認識されるようになりました。リモートワークがすでに浸透していたことは大きな救いで、濃厚接触者であってもスムーズにテレワークへ移行できたのは、間違いなく大きな強みだったと思います。

また、突然の欠勤に備えるために、マニュアルの整備や業務共有の仕組みがより強化され、「属人化しない仕事の仕方」が自然と進んでいきました。これは、ある意味ではコロナ禍がもたらした“半ば強制的な進化”ともいえます。

そして何より、「8月さえ乗り切ればなんとかなる」という希望があったことも救いでした。夏休みシーズン特有の欠勤の波が落ち着けば、少しずつ職場も平常運転へ戻るはず。そう信じながら、日々の仕事をこなしていた。

状況は決して楽ではありませんでしたが、この経験があったからこそ、職場全体がより強く、柔軟になれた気がします。感染拡大のニュースに振り回されながらも、それをただの混乱で終わらせず、働き方を見直すきっかけにできたことは、大きな一歩だったと感じています。

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