西川きよしさん「前立腺がん」公表 50歳からの男性が今すぐ受けるべき検査とは

西川きよしさんが初期の前立腺がんを公表。沈黙のがんを防ぐには早期発見が鍵。50歳を過ぎた男性が今すぐ受けるべき検査や、治療法の選択肢を紹介します。
お笑いタレントで元参議院議員の西川きよしさんが、2016年1月17日に「初期の前立腺がん」で治療に専念するため休養に入ると発表しました。
入院期間はおよそ1か月ほどとされ、治療と静養を経て復帰を目指すとのことです。
長年、漫才コンビ「西川きよし・横山やすし」として日本のお笑い界を支え続けてきた大御所だけに、多くのファンがその体調を心配しています。
前立腺がんとは? 症状が出にくい“沈黙のがん”
前立腺がんは、男性特有の臓器「前立腺」にできるがんで、高齢男性に多い病気として知られています。
特に厄介なのは、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。そのため、気づいた時には進行していたというケースも少なくありません。
がんが進行してくると、次のような症状が現れることがあります。
● 尿が出にくくなる(排尿困難)
● 排尿時に痛みを感じる
● 尿に血が混じる(血尿)
こうした症状がある場合は、早めに泌尿器科を受診することが重要です。
特に50歳を過ぎた男性は、定期的な健康診断やPSA検査(前立腺特異抗原検査)を受けることで、早期発見につながります。
前立腺がんの治療法と選択肢
前立腺がんの治療方法には、がんの進行度や患者の年齢、体力などに応じていくつかの選択肢があります。
手術(前立腺全摘除術)
がんを完全に取り除く根治的治療法。体への負担はありますが、早期がんなら高い治癒率が期待できます。
放射線治療
身体を切らずにがん細胞を攻撃する方法で、比較的高齢者にも選ばれる治療法です。
ホルモン療法
男性ホルモンの働きを抑えることでがんの進行を遅らせます。再発防止のために行われるケースもあります。
医師と十分に相談し、自分の体に合った治療法を選ぶことが大切です。
西川きよしさんの回復と「早期発見」の教訓
幸いにも、西川きよしさんの前立腺がんは初期段階での発見だったため、治療の見通しは明るいとされています。
彼のように、体調の異変を早めに受け止めて検査を受けることが、命を守る第一歩です。
現在、前立腺がんは日本でも男性のがん罹患数トップクラスに位置していますが、早期発見なら90%以上が完治可能とも言われています。
定期検診の重要性を、あらためて考えさせられるニュースですね。
まとめ
西川きよしさんの「初期の前立腺がん」公表は、多くの人に健康管理の大切さを思い出させてくれました。
前立腺がんは、早期発見できれば十分に治療可能な病気です。
50歳を過ぎた男性は、恥ずかしがらずに年に一度のPSA検査を受けましょう。
そして私たちも、西川きよしさんの一日も早い回復と復帰を心から願いたいものです。


