はっきりと記憶に残る夢を、短期間に何度も見ることがある。今回見た夢もその一つだった。舞台は遠い未来の日本と新宿。富士山が別の構造物へと変質し、空にはUFOの編隊が現れる。強い恐怖がありながらも、破滅や終末という感覚ではない。本記事では、この二部構成の夢を、心理学的視点とスピリチュアル的視点の両面から整理し、その構造と意味を読み解いていく。
1)未来の日本で、富士山が“別のもの”に置き換わる夢
多分、現在よりも風景はかなり未来。数千とか数万年単位先のような感じ。しかし、進歩しているようには感じなかった。場所は恐らく日本。
なぜなら、私が居て腰を掛けていた長い何十メートルもあるソファーだったのか、単なる建物のエントランスみたいなところにある場所に作られた階段(一段しかないけど)のようなものだったのか分からないが外にいたと思う。
その腰掛けているところから、「富士山」だと思われる「山」を見下ろしていた。「富士山にしては小さいな、形も変だし」とも思っていた。この富士山らしい山は最初見た時には、山の斜面いっぱいに雪が積もっていた。スキー場のまだ誰も滑っていない綺麗な状態に思えた。
が、再び山を見ると、山の斜面に雪はなく、ジグザグ型「Z」のように折れ曲がり、先端が尖っている「サンダーボルト」「ライトニングボルト」と呼ばれてるような形の人工物ようなものが2つ並んで設置されていた。
私は恐らく18~19歳だったと思う。なぜなら18~19歳の時、寮に住んでいて同室のルームメイトの一人(姫路市出身)も夢の中に「いたっぽい」から。
自分自身は、もっと幼い感じにも思える(小学生くらいか)。
しかし、現在使用している黒のリュックが足元の地面にあり、明らかに自分のものである、と認識できている。ただ、リアルではリュックもカバンも私は直に地面には置かないので変な感じがした。
でもこのルームメイトの一人を私は夢の中で確かに顔を見て、「あいつだ(名前が出てこなかった)」「なぜあいつがここにいるんだ?」と感じた(思った)からだ。このルームメイトの一人は何も言ってはこない。体育座りをしているような背を丸めて座っていた。
この場には、私とルームメイトだった一人、私たち二人以外にも他に1~2名はいたような感じだが、姿はまったく見えない。
他に1~2名はいたと思わる内の一人が、何か私に生意気な口調で言っていたような、命令していたような、そんな感じだが内容は分からない(覚えていないだけかも)。ただ、非常に不快に思った。
そして、富士山らしい山のジグザグ型人工物だったはずの斜面を見たら縦長にした「田」の字ような構造物に変わっていて、「なんだ?」「変だな」と思ったら、夢が次にシーンへ・・・・
2)未来の新宿で、理解が追いつかない侵入が始まる夢

自分の容姿自体は先の夢の状態のまま。場面は新宿にいた。これも数千とか数万年単位先だとなぜか思われた。
多分、巨大なビル群の間にいて、フト、空を見上げると「UFOの編隊」がいた。「UFOだ!」と私は思って、写メ撮らなければとスマホを出して写メの撮影に成功した。スマホはリアルで使っている自分のものだった。どうせなら動画を撮ろうとしたが、スマホを「機内モード」にしてあったので、その解除が先か?みたいな感じで戸惑っていると、このUFOの編隊のまま、降下してくるような感じになった。
降下してくるUFOの編隊へ、なぜか戦闘機(恐らく、日本のF15イーグルだったと思う)が1機だけ垂直に上がっていき、戦闘機のお腹の部分がアップになった瞬間に、撃墜されていた。
戦闘機の大きな破片が大量に落ちてくる。と同時に巨大なエイリアンのロボットみたいな人型のもの降下してきた。
マジでこれは危険だ、逃げなければと思って自分の周囲を見るが、日本の昭和を感じさせる路地裏の小路の両側に小さなバーやスナック、小料理屋などが10軒くらいあるような場所になっていた。
ただし、小路の右側は低い建物が並んでいるような造り、左側は高層ビル。左右はびっちりしていて、横に入れる道など他にない。前後に小路が広がってるだけ。
逃げ場がない。そこで無理やり私は左側の高層ビルに体をねじ込むと「ぐにゃ~」と弾力のある伸ばされた状態にビルが変形して、べつの場所?道?へ出られた。その道を進むと上空には先のエイリアンのロボットのような降下がまた見える。
急いで、道の先へ行くと、既にエイリアンの先行隊が何人かいた。実際に見えたのは1人だった。映画「インターステラー」で人間が来ていたような宇宙服のような感じだが、頭のヘルメットのところは銀色なのかそんな色で覆われて顔をみることは出来なかった。
見えている宇宙服を着たエイリアンは明らかに人間型で、しかも女性っぽかった。手にタブレットなのかそんな感じのような物を持って操作しながら歩いてくる。
ここでも私は「うわっ、宇宙人だ」と恐怖を感じて道の反対方向へ逃げる。道は狭く、人一人が通れるくらいの小路しかない。途中で右へも曲がれる小路があったり、左へも曲がれる小路もあり、それらの小路から人とも何人かとすれ違うが、彼らは動揺も慌ててもない。
「これだけの騒ぎなのになんでだ?」と思いつつ小路の先へ進むと前方は一軒家を囲むような背が低い塀になっているような、T字路に来た。
左側から人が(多分男女二人)ゆっくりと歩いてきていて私を見ながら歩いている。
ここでも私は「なんでそんな悠長なんだ?」と思いつつ左に行けないので、右へは行かずになぜか来た道を戻ってから途中にあった小路へ行こうと焦っていた。
ここで心臓がバクバクと恐怖で高鳴っていたのを感じていたら、目覚ましが鳴って目が覚めた。
この夢の全体構造
今回の夢は、はっきりと二部構成になっている。
第1部:
・未来(数千~数万年先)
・富士山らしき山
・人工物への変質
・年齢の混在(18~19歳/幼少感覚/現在の所持品)
・「見下ろす」「観察する」立ち位置
第2部:
・同じ未来時間軸
・新宿
・UFO編隊と軍事衝突
・逃走・恐怖・身体の変形
・周囲の人々の“異様な平静さ”
これは偶然ではなく、
「認識段階」→「介入・干渉段階」
という流れを持っている、ということ。
補足として、夢全体の色調は夕焼けよりやや明るいオレンジ色で、
破滅や終末というより「移行の途中」という印象が強かった。
心理学的に見る「極端な未来」が示す心の状態
心理学的分析 ① 時間が「極端な未来」になる理由
心理学的に、
「数千年後」「数万年後」という時間設定は、
現実からの距離を最大限に取っている
今の問題を直接扱えないため、象徴化している
「今ここ」の判断を一旦保留している
状態を示す。
つまりこれは
現実逃避ではなく、思考の安全装置。
② 富士山が「富士山でなくなる」意味
富士山は日本人にとって、
絶対的基準
不変の象徴
精神的ランドマーク
です。
それが、
小さい
形が違う
雪 → 人工物 → 田の字構造
と連続的に変質していっている・・・・。
これは、
「信じてきた基準が、もはやそのままでは機能しない」
という認知の変化を示している。
特に重要なのは、
恐怖ではなく「違和感」として認識している点。
→ すでに受け入れ段階に入っていること示している。
③ 年齢の混在(18~19歳/幼少/現在)
これは心理学的に非常に典型的で、
18~19歳:
自立・方向選択・世界観の形成期
幼少感覚:
無防備・感受性・本能
現在のリュック:
今の自分の「責任」「現実」
が同時に起動している。
つまり今の私自身は、
判断は大人
感覚は子供
責任は現在進行形
という状態・・・・・。
これは精神的不安定ではなく、再編成期になる。
④ 何も言わないルームメイト/見えない他者
喋らない
命令だけが不快に響く
姿が曖昧
これらは、
外部評価
社会的圧力
「~すべき」という声
を人格化していない状態を表している。
つまり、
もう「誰の声か」は重要ではなくなっている。
スピリチュアル的に見る構造変化と観測者の立ち位置
スピリチュアル的分析
① 富士山 → 人工構造物の変化
スピリチュアル的には、
自然 → 人工
神性 → 管理
象徴 → 機能
への移行を示す。
特に「Z字」「雷」「田の字」は、
エネルギー制御
分配
意図的配置
の象徴。
世界は“神秘”ではなく“設計”として見え始めている
というサイン。
② UFO編隊の意味
UFO単体ではなく、編隊であることが非常に重要。
これは、
個人的な啓示ではない
集団的変化
構造的介入
を意味している。
つまり、
「選ばれた個人」ではなく
「変化に気づいてしまった観測者」
という立場。
③ 戦闘機(F15)が撃墜される意味
これはかなり明確。
既存の防衛
国家レベルの安全神話
技術的優位
が無力化される象徴・・・。
しかも、
1機だけ
垂直上昇
即座に撃墜
→ 旧来の対処法が通用しない。
④ エイリアンが「女性的」「事務的」
恐怖対象でありながら、
感情がない
戦闘していない
タブレット(みたいなもの)を操作している
これは、
敵ではなく、管理者・調査者
の象徴。
「侵略」ではなく
監査・移行・確認に近い。
⑤ 周囲の人々が動揺しない理由
ここが核心!!
私以外の人々は、
すでに受け入れている
もしくは“見えていない”
の、どちらか。
これはスピリチュアル的には、
認識段階のズレ
心理学的には、
危機感知能力の差
を示す。
⑥ ビルが「ぐにゃっと変形する」
これは非常に重要な象徴。
物理法則が固定されていない
意識が環境を書き換えている
逃走=変換
つまり私自身は、
破壊ではなく、変形で突破するタイプ
ということになる。
心理とスピリチュアルの両面から見た今回の夢の結論
総合結論
心理学的には
現実の判断軸が再構築されている
不安はあるが、混乱ではない
「危険を察知する側」に立っている
スピリチュアル的には
大きな構造変化を“察知する感覚”が強まっている
啓示というより、警戒と観測
行動せよ、ではなく「理解せよ」の段階
最後に重要な一点
この夢は、
予言ではありません
破滅願望でもありません
支配欲や選民思想でもありません
むしろ、
「世界が変わる時、どう立つか」
を無意識がシミュレーションしている夢。
そして、
私自身は パニックにならず、観察し、逃げ、柔軟に変形する側だった。
これは、かなり健全な状態と言える、ということになる。


