夢に「仕事」と「昔の友人」が同時に出てくると、多くの人は「何かの予兆ではないか」「この人物に意味があるのでは」と考えがちです。しかし、夢は未来を当てるためのものではなく、今の自分の内面状態を映し出す装置です。
今回の夢は、二度寝という深いレム睡眠の中で見られた、非常にリアリティの高い内容でした。サラリーマンとしての自分と、小学校時代の親友という“最も原初的な他者”が同時に登場する構成は、心理学的にもスピリチュアル的にも、はっきりとした意味を持ちます。
この記事では、この夢を第一部・第二部に分けて整理し、「何を象徴しているのか」「どう受け取ると判断ミスを防げるのか」を丁寧に解説していきます。
サラリーマンしてる俺と小学校時代の親友が出てくる夢
夢の中では営業職のサラリーマンだがスーツ着てねぇよ
今朝、04:00にスマホの目覚ましが鳴り、アラームを止めたがそのまま起きることが出来ずに二度寝をしてしまった。
その二度寝の時間、04:00~06:30くらいまでの短い時間に結構リアルな夢をみた。
まずは、私自身のこと。夢の中では営業職らしい。だが営業のクセにスーツではなくめゃくちゃな私服姿だった。上半身の服が女性用の長袖丸首で厚手のTシャツぽいモノで、右胸に脱着可能な女性の姿絵的なラメのワッペンみたいものが付いていて、しきりにこのワッペンをつけたままにするか、はがすか気にしていた。
私が勤める会社が何をしているのかは分かりませんが、小さいけど新しいビルに入っているらしく、2F以上の階に居を構えていたようだった。
社員用に小さな中が見えるロッカーのようなものが貸与されているらしく、私のロッカーには、5つ入りの袋の即席ラーメンがなぜか入っていた。
オフィスの間取りは2つか3つで、私たちがいたのは机も椅子もない広間というかエントランスというかそこに数人いた。数人いた人の中に、現在のリアルでの会社にいる他部署の主任さん(F本さん)もいて目が合ったがお互い何も話さず。(これはリアルでもそうなんですがww)
それともう一人、かなり昔に7年近く務めていた会社で同僚だった、Tさん(あだ名がペンギン)がいて、私が営業に出掛けようとしていたところ、声がかかり止められた。彼が曰く、「ウチの会社は直接、売ってはダメだ。NTTとか間に通さないとならない」などと注意を言ってきた。私は「何を今更言っているんだこの人・・・」と冷静に聞いていた。
営業に出ようとしていたがオフィスのもう一つのドアが気になりノックもせずに開けてみたら、大きな会議室のような部屋で楕円の円卓机に10人くらいが座っておりテレビ会議をどこかとやっていて、誰かが「シーッ」と人差し指を顔の前で立てて私に注意を促してきたと思ったら会議室のような部屋の違うドアが開いたところで、夢の場面が変わった。
オフィスの1Fの外に場面が変わり、下駄箱のようなところで靴に履き替えようとしていたが、履き替えたモノが靴ではなく、外科医が手術の時に履くようなビニールというかゴムというかそんなスリッパに履き替えて営業に出るようだった・・・下駄箱の周りには2~3人の女性がいたが顔も名前も覚えていない。スリッパに履き替えたところで、下駄箱の横が小さい坂道になっているのだが、そこを3人上ってくるのが見えた。一人は女性でリアルでの私の知り合いだったと思うがこれも顔も名前も今は思い出せない。
第一部:スーツを着ていない営業マンの夢が示す心理状態

夢の中では、営業職でありながら、スーツを着ていませんでした。それどころか、私服は、ちぐはぐで、女性用の服を着ており、胸には着脱可能なワッペンが付いています。この「営業職なのにスーツを着ていない」という点が、まず重要な象徴。
心理学的に見ると、スーツは「社会的役割」「期待される人格」を表します。それを着ていないということは、今の自分が社会的役割を果たしてはいるものの、それを自分の本質だとは感じていない状態を示しています。
さらに女性用の服は、弱さ・受容性・柔軟性といった要素の象徴です。ワッペンを外すかどうか気にしていた点から、「今のキャラクターや評価を、このまま外に出していいのか」という内的な迷いが読み取れます。
新しいビルと仮のオフィスが意味するもの
勤務先は小さいながら新しいビルで、しかも2階以上にありました。これは「方向性は新しいが、まだ仮の段階である」という無意識の認識を表している。
机も椅子もない広間に人が集まっている構図は、「まだ腰を据えて成果を出すフェーズではない」「準備と調整の途中段階」であることを示しています。
ロッカーの即席ラーメンが示す現実感覚
ロッカーの中に入っていた5袋入りの即席ラーメンは、非常に現実的な象徴です。即席ラーメンは保存がきき、最低限の栄養と満足を得るための食べ物です。
これは「今は理想を追い切る段階ではなく、まず生活を維持する」「現実的な持久戦を選んでいる」という判断を、無意識が肯定しているサインです。
過去の同僚と会議室のシーンが示す判断ライン
過去の職場の同僚から「直接売るな」という注意を受けたものの、自分は冷静に聞き流していました。これは、過去に学んだルールをすでに理解し、今はそれに縛られる段階ではないという自己認識を示している。
また、会議室を覗いて「シーッ」と制止される場面は、「今は踏み込むべき領域ではない」「情報を見極める段階」というブレーキの象徴。
スリッパで営業に出るという選択
外に出る際に履いたのが、靴ではなく手術用のようなスリッパだった点も重要です。これは「万全な装備ではないが、動かないよりは進む」という判断を表しています。
完璧を待たず、未完成のままでも行動する。今の自分が取っている現実的な姿勢が、そのまま夢に反映されている。
小学校時代の親友「コ●●チ」
ここで場面が変わり、営業先に行こうと歩いていた。歩いていたのは道路二車線ほどの大きさの川が横を流れている大きな砂利道だった。しばらく歩いていると、後ろから声をかけてくる者がいて見てみると、汚れた山賊のような服を身にまとってかなり太っていた小学校時代の親友「コ●●チ」だった。夢の中では身長が2mくらいあった・・・軽く20年以上は会ってもいないし電話などもしていないヤツが夢に出てきた。
しばらく二人で川が横を流れている砂利道を歩いていたのだが、「コ●●チ」に仕事は今何してんの?と私から積極的に聞いてみたら、この川の近くにある「花屋」で仕事をしているという。ワンオペで、07:13~20:00くらいの時間で働いているという。コイツが花屋???とまったくイメージできない。近くなので行ってみようとなり、行ったのだが、花がない・・・花屋で花が無いとはどうゆうことだよ?と突っ込んでみたら、花が無い時には芋を煮たりしたものを作っている、と。しかも、店が、まんが日本昔話に出てくるような日本家屋をもっとボロボロにしたようなあばら家だった。
二階でランチもしているというので二階に上がることになったが、階段がない・・・どうやって上がるんだ?と聞いたら二階の床が食べ物のゴボウ(きんぴらごぼうのゴボウね)が懸垂とかするような公園にある鉄棒くらいの太さのモノが敷き詰められている一角を指差し、掴んで上がるんだと・・・
で、上に上がったら、厨房とカウンター席の空間があった。ランチのメニューが小さいホワイトボードのようなものに小さな下手くそな文字で書かれていたが、4つしか商品が無いようだ。実は4つのメニューで提供できるのは1つのみで、来た客が他の3つを注文すると「もう終わりました」と提供できる1つを勧めるらしい。そもそもこんなところにランチを食べにくるやつはいないだろ!と突っ込み入れようとしたら、一人男性で2mほどの太った人が客して登場してきた。いつ来たんだ?と更に突っ込みを入れたくなったがこの客が注文を始めた。悩んでいたが「xxx」と提供できないものを注文すると「もう終わりました。今出せるのはxxxだけ」と「コ●●チ」が答える。客はまた悩んでいたが、家庭で袋入り即席ラーメンを作るくらいのお鍋に出来ていたランチを「コ●●チ」が客に見せると中身にが気に入ったのが「じゃあコレでいいよ」と上機嫌になった。
第二部:小学校時代の親友が登場する夢の深層
後半に登場する小学校時代の親友は、この夢の核心です。20年以上会っていない人物が出てくる場合、その人物自身よりも「その人と過ごしていた頃の自分」を象徴しているケースがほとんどです。
巨大化した親友と川沿いの砂利道

親友は山賊のような格好で、身長は2メートルほどに誇張されていました。これは、抑え込んできた原始的な自分、評価や役割を気にしない存在感が拡大していることを示します。
川は人生の流れ、砂利道は不安定だが現実的な道です。そこを二人で歩いているのは、「今の自分」と「かつての自分」が並走している状態を表している。
花屋なのに花がない理由
親友は花屋で働いていると言いながら、店には花がありませんでした。花は理想や分かりやすい成功の象徴です。
花がない代わりに芋を煮るという行為は、「理想がなくても、人は生きていける」「実務が人を支える」というメッセージです。
階段のない二階とゴボウの床
階段がなく、掴んで登る必要がある構造は、正規ルートや近道が存在しないことを示しています。その代わり、身体を使ってでも登れば、ちゃんと上に行ける。
これは「楽な道はないが、可能性は閉ざされていない」という現実的な肯定。
メニューは多いが出せるのは一つ
ランチメニューは4つあるものの、実際に提供できるのは1つだけ。この構図は、選択肢が多いように見えて、現実的に出せる答えは限られているという状況を正確に表しています。
重要なのは、その一つで客が満足している点です。量や選択肢ではなく、「今出せる最善」で十分に価値が伝わるという示唆。
この夢が伝える重要な注意点
この夢を「特別な予兆」「成功の暗示」と短絡的に解釈すると、判断を誤ります。夢は未来を保証しません。
一方で、「今のやり方は間違っている」という警告でもありません。むしろ、現実を正しく見据えた上で、無理のない選択をしていることを確認する夢。
焦って環境を変えたり、派手な決断を下す必要はありません。今は方向修正よりも、静かな継続が求められる段階。
まとめ
この夢は、サラリーマンとしての役割と、評価される前の自分、その両方を統合し始めている状態を示しています。
整っていなくてもいい。準備不足でもいい。今出せる一つを、誠実に出していく。その姿勢こそが、現在のあなたに最も合った生き方です。
夢は未来を当てるものではなく、現在地を教えてくれます。この夢が示している現在地は、決して悪い場所ではありません。


