元上司や同僚が次々と現れ、暗い日本家屋や階段、そして未完のまま終わる行動が印象に残る夢を見ました。性的な描写も含まれていましたが、単なる欲望の表出とは思えない構造を感じます。この夢は何を整理し、何を手放そうとしているのか。心理学とスピリチュアルの両面から、その深層にあるメッセージを読み解いていきます。
2階建ての木造で、めちゃくちゃに大きな日本家屋にいる私。
私とお爺さんでこの家に住んでいるのは確か。他に家族がいるのかは分からない。このお爺さんとは夢の中では恐らく本当の家族ではない。なぜならこのお爺さんが、数ヶ月前までいた男性上司(60歳で再雇用されて65歳になったので本当の定年退職していった)だったから。なぜこの昔の上司のお爺さんだと分かったと言えば、夢の中で、1Fの和室のようなむちゃくちゃ広い部屋に、真っ暗とまではいかないが足元は完全に見えないくらいのくらい状態であった為にこの和室に日本の和布団で寝ていたこの昔の上司のお爺さんの足を「ゴリリ」と踏んづけてしまった。めっちゃリアルな感触だった。すごく細い棒が二本少しヨリこんだようなものに感じた。足を踏まれて起き上がった顔を見て「なんで▲▲さんが?」と心のなかで思った。
私は「大丈夫ですか?」と言ったかも知れないし、言ってないかもしれない。ここらは分からない。会話があったとしても一言二言だったと思う。なぜなら、すぐにこの和室を出て和室を囲むように存在していた廊下?に出て沢山ある巨大なサッシ窓を点検しているというか見て回っていた私。何をしたかったのか不明。
シーンは変わって同じ家の中だが、2階へ上る階段の途中にいた。私と恐らく後2人はいた(これも恐らく私の前後に)と思うが姿形、性別は分からない。実態として感じられていないのかも。やはりこの階段も周りは暗い。先程の和室よりは明るいが、私がいる少しの空間だけスポットライトで照らしているような感じだった。
この階段を登っていると、背後から一人の女性が上ってきた。入浴の途中だったかのように、身体には泡のようなものが残っており、場の流れとしては明らかに異質な存在だった。この女性は、かつて同じ部署で短期間働いていた元同僚の●●さんで、異動後ほどなく退社してしまい、当時は残念に感じていた人物である。
夢の中で●●さんを目にしても、強い感情的な動揺はなく、「自分が抱いていた印象と実際は少し違っていたのかもしれない」と、どこか距離を取った観察に近い感覚だった。すると、私の後方にいたと思われる人物が慌てた様子で●●さんを連れ、階段を下りていった。その人物が女性であったことは、その時になって分かった。
場面は切り替わり、私は階段を上り切った先にある二階の一室にいた。空間は薄暗いが、人が数人いることは分かる程度の明るさだった。私を含めて四人ほどがそこにおり、先ほどの●●さんは作業着のような服を身に着け、他の二人と並んで私の正面に立っていた。
●●さんは何かを話しながら、服の一部をめくり、自身の身体の一部を示してきた。私はそれを見て、先ほどの場面で受けた印象と形や感覚が異なることに気づき、強い驚きというよりも、「状況や見え方は一定ではない」という違和感を覚えた。彼女は終始穏やかな表情を浮かべていたが、言葉の内容までは聞き取れなかった。
シーンが変わり、今度はどこかのオフィスにいるようだった。そのオフィスで私も働いている。オフィスは今回の夢の中では一番明るいが、照明の明るさではない感じもする。なぜかここでも先の夢のシーンでも出てきた2人と同じく今の会社で今でも私がいた前部署で働いている「■■さん(男性)」が出てきた。夢の中では私は恐らく女性の上司らしき人物にこの部署?チーム?内にある「計算機の数を調べろ」という指示をもらったようで、オフィス内にいる人に聞いて回ったり、机の上に置いてある計算機を数えたりしていた。■■さんは姿は見えなくなっていたが■■さんの計算機を発見、その計算機をなぜか触ってボタンを2つほど押したら計算機のメモリー機能が消えてしまった。■■さんが戻る前にメモリーに登録しなければと焦る私。
オフィスにいたはずなのにシーンは同じ夢の途中だが橋の上なのか、通路なのか不明だが狭く細長い空間に一人でいた。先の夢の階段の途中にいたときの薄暗く弱いスポットライトを当てられているそんな感じ。ここでは片手の平に収まるくらいのメモ帳なのかマニュアルなのかを持っていて、計算機へメモリー登録をすることだけを考えていた。
ここまでしか夢は覚えていない。
起床は、夢が終わってからしばらく経過してからだった。
総合的な特徴(前提整理)
今回の夢には、はっきりした共通項がある。
・登場人物はすべて実在した職場関係者
・空間は一貫して
「広すぎる」「暗い」「足元が見えない」「スポットライト的」
・行動の軸は
確認・点検・数える・復元する
・性的描写があるが
快楽・欲望の成就には向かっていない
・最後は
未完了(メモリーを戻せていない)で終了
これは偶然の集合ではなく、かなり構造化された夢。
心理学的分析
① 巨大な日本家屋 × 元上司(高齢男性)
家=自己構造(自分の内的世界)を表す。
しかも「巨大」「木造」「日本家屋」という点から、
・長年かけて形成された価値観
・会社員としての人格
・年功・上下関係・暗黙のルール
が、今も自分の内側に強く残っていることを示している。
元上司が「家族ではないが一緒に住んでいる」という設定は、
・影響は大きかったが本質的には血肉化していない価値観
を象徴している。
足を踏んだ感触が異様にリアルなのは、
その影響がまだ「身体感覚レベル」で残っていることの表れ・・・
② 窓を点検する行動
これは非常に重要。
・窓=外界との境界
・点検=無意識の安全確認
つまり、
「今の自分は、外に出ても大丈夫か?」
「何か侵入してくるものはないか?」
という防衛的な自己チェックをしている。
行動の目的が分からないのも自然で、
この種の確認は意識以前で起こる行動だから・・・・。
③ 階段 × スポットライト

階段は心理学的にほぼ確実に、
・状態遷移
・段階的変化
・次のフェーズへの移行
を示す。
周囲が暗く、自分の場所だけが照らされているのは、
・全体像は見えていない
・しかし「今いる位置」だけは認識している
という状態。
つまり、
人生やキャリアの先は不透明だが、
今どの段階にいるかは自覚している
という心理状態。
④ 全裸の女性(元同僚)について
この女性は、性的対象としてではなく
・かつて身近に存在し
・途中で失われた可能性や役割
を象徴している。
夢の中で彼女が未着衣の状態だったことは、
・無防備さ
・未整理の状態を示す
心理的表現であり、欲望の充足を意味するものではない。
重要なのは、
夢の中の私は彼女に対して
強い感情的反応を示していない点。
そこには期待や幻想よりも、
「思っていたイメージとのズレ」
を淡々と確認する姿勢があり、
これは過去に理想化していた対象を、
現実的な視点で見直している心の動きを表している。
⑤ 歪んだ身体の描写について
夢の中で印象的だった身体の違和感は、
・身体そのものへの関心ではなく、
・象徴としての“役割”や“期待”
のズレを示している。
心理学的に見ると、
身体の一部が不自然に感じられる夢は、
「受け取れると思っていたものが、
実際には自分に合わなかった」
という認知の修正を意味している。
ここで重要なのは、美しさや魅力を強調する文脈ではなく、
違和感を覚え、それを冷静に観察している点。
これは、
・過去の人間関係
・評価軸
を感情的に否定するのではなく、
距離を取って再定義しようとする
心理状態を反映している。
⑥ オフィスと「計算機」
ここで夢は一気に実務領域に入っている。
・計算機=合理性・数字・成果・評価
・数を調べる=管理・棚卸し
・メモリー消失=積み上げた成果の喪失感
■■さんの計算機のメモリーを消してしまうのは、
自分の責任ではないのに
「壊してしまったのでは」という不安
を表している。
これは現実でも、
・自分が何かを止めた
・流れを断ち切った
・判断ミスをしたのでは
という過剰な自己責任感と一致することを指す・・・・。
⑦ 狭い通路での孤立
最後のシーンはとても明確。
・狭い
・一人
・目的は一つ(メモリー復元)
これは、
今の自分自身が
「余計な感情や関係を排し、ただ一つの課題に集中している」
状態を示す。
夢が未完で終わるのも、
・解決途中
・まだ結論を出す段階ではない
ことを意味している。
スピリチュアル的分析
スピリチュアル視点では、この夢はかなり明確。
テーマは一言で言うと
「役目の整理と引き継ぎの終了」
① 高齢男性(元上司)
これは
・過去の守護者
・古い役割の案内人
の象徴。
足を踏んだ=
もう同じ場所にはいないという合図。
対話がほぼないのも、
教えの時期は終わった
というサイン。
② 全裸の女性の意味
スピリチュアルな観点では、この女性は
・「一時的に開かれていた別の可能性」
・「選ばれなかった分岐点」
を象徴する存在。
未着衣の状態は
・無防備さ
・未完成
を示すサインであり、官能的な意味ではない。
夢の中で彼女が場から離され、
後に服を着た状態で再び現れる流れは、
その可能性が整理され、すでに一つの区切りを
迎えたことを示している。
これは
・喪失
・後悔
の強調ではなく、
「今回は選ばれなかったが、
否定されたわけではない」
という静かな完了を象徴するということ。
③ 計算機のメモリー
これは魂的には、
・経験値
・学びの蓄積
ということになる。
消えたように見えるが、
完全に失われたわけではない。
メモ帳(マニュアル)を持っている点が重要で、
必要なものは外部に一時退避している
という暗示。
総合結論
この夢は、
・性的欲求の夢ではない
・迷いの夢でもない
・警告でも予兆でもない
「整理と移行の最終段階」を示す夢ということ。
私自身は今、
・古い役割を終え
・理想化していた可能性を冷静に見直し
・数字・成果・実務への不安を一度手放し
・次に引き継ぐべき“本質的な経験値”だけを選別している
状態にあるといえる。
夢が未完で終わったのは、
行動を急ぐな
まだ「登録」する段階ではない
というサイン。


