都内3LDKのタワーマンションの電気代はいくら?月額目安と高くなる原因
都内のタワーマンションへの引っ越しを検討している人にとって、気になる支出のひとつが毎月の電気代だと思います。
特に70~90平方メートルほどの3LDKでは、部屋数が多く、一般的な賃貸マンションよりも冷暖房や照明に使う電力が増えやすくなります。
さらに、オール電化や24時間換気、大きな窓といったタワーマンション特有の設備や構造も、電気代に影響します。
この記事では、都内にある70~90平方メートルの3LDKタワーマンションを想定し、1か月の電気代の目安や、料金が高くなりやすい原因、家計管理のポイントを解説します。
都内3LDKタワーマンションの電気代は月12,000~18,000円が目安
都内にある70~90平方メートル程度の3LDKタワーマンションでは、1か月の電気代はおおむね12,000~18,000円程度がひとつの目安になります。
ただし、これは年間を通した平均的な金額です。実際の料金は、世帯人数、在宅時間、冷暖房の使用状況、給湯設備、契約している電力プランなどによって変わります。
世帯人数別に見ると、3人世帯では月12,000~14,000円程度、4人世帯では月13,000~15,000円程度が一般的な水準です。
人数が増えるほど、照明を使用する部屋が増えるほか、テレビ、パソコン、ドライヤー、洗濯機、食器洗い乾燥機などの使用回数も増えます。
ただし、世帯人数だけで電気代が決まるわけではありません。日中に家族が不在となる世帯よりも、在宅勤務や子育てなどで長時間自宅にいる世帯のほうが、電気使用量は多くなる傾向があります。
タワーマンションは設備と季節によって電気代が上がりやすい

タワーマンションの電気代を考える際は、単純な部屋の広さだけでなく、建物の設備や住戸の位置も考慮する必要があります。
特に大きな影響を与えるのが、オール電化の有無です。
オール電化住宅では、調理、給湯、暖房などを電気でまかないます。そのためガス代が発生しない一方で、電気代だけを見ると高くなりやすく、3LDKでは月15,000~18,000円程度になることがあります。
ただし、電気代が高いからといって、必ずしも光熱費全体が高いとは限りません。ガス併用住宅では電気代とは別にガス代が発生するため、比較するときは電気代とガス代の合計で考える必要があります。
また、タワーマンションでは24時間換気システムが導入されていることが多く、換気設備が常時稼働します。換気システム単体の消費電力は極端に大きくありませんが、年間を通して使用するため、一定の電気代が発生します。
さらに、タワーマンションは窓が大きく、日当たりや外気温の影響を受けやすい点にも注意が必要です。
日差しの強い住戸では、夏になると室温が上昇しやすく、冷房の使用時間が長くなります。反対に、冬は窓から室内の熱が逃げやすくなり、暖房費が増えることがあります。
そのため、春や秋の電気代だけを基準にしていると、夏や冬の請求額を見て「思っていたより高い」と感じる可能性があります。
夏と冬の上昇分を含めて毎月の予算を設定する
タワーマンションの電気代を管理するには、年間を通して同じ金額を想定するのではなく、季節ごとの変動をあらかじめ家計に組み込んでおくことが重要です。
冬の1~3月は、暖房の使用時間が長くなるほか、給湯に必要な電力も増えます。水温が低い時期は、お湯を設定温度まで温めるために多くのエネルギーが必要になるからです。
寒くなってから慌てて暖房を使い始めるケースもあります。実際に秋の急な冷え込みでエアコン暖房を解禁したときの様子は、エアコン暖房をついに解禁!10月下旬の寒さと“臭い風”の洗礼で紹介しています。
冬場は通常月と比べて、3,000~5,000円程度高くなることがあります。通常月が14,000円なら、冬は17,000~19,000円程度を想定しておくと安心です。
夏の7~9月も、冷房の使用によって電気代が上昇します。春や秋と比べると、2,000~3,000円程度加算されるケースが一般的です。
例えば、春や秋の電気代が12,000円程度なら、夏場は14,000~15,000円程度になる可能性があります。
家計の予算を立てる際は、最低金額だけを基準にするのではなく、通常月は15,000円前後、夏と冬は18,000~20,000円前後まで見込んでおくと、請求額が増えたときにも慌てずに済みます。
また、オール電化住宅では、電気料金が安い時間帯に給湯や家電を使用できるプランが用意されている場合があります。洗濯乾燥機や食器洗い乾燥機を使用する時間を調整することで、電気代を抑えられる可能性があります。
契約プランと使用状況を見直せば電気代を管理しやすくなる
毎月の電気代を適切に管理するには、請求額だけを見るのではなく、使用電力量と契約内容を確認することが大切です。
まず、電力会社の会員ページや検針票で、毎月の使用電力量を確認しましょう。前年同月や前月と比較することで、電気代が上がった原因を判断しやすくなります。
料金が高くなった場合、必ずしも使い過ぎが原因とは限りません。燃料価格や料金単価、契約プランの変更などによって、使用電力量が同じでも請求額が増えることがあります。
また、エアコンの設定温度を極端に変更するよりも、フィルター清掃、遮熱カーテン、サーキュレーターの併用などによって冷暖房効率を高めるほうが、無理なく続けやすい対策です。
都内の70~90平方メートル、3LDKのタワーマンションでは、月12,000~18,000円程度が電気代の目安になります。ただし、オール電化や在宅時間の長い世帯では、この金額を超える可能性もあります。
正確な金額を知るには、東京電力エナジーパートナーなどの料金計算方法や、東京都内の平均データを参考にしながら、現在の契約プランと実際の使用電力量を照らし合わせることが確実です。
世帯人数、設備、季節の3点を分けて考え、夏と冬の上昇分を含めて予算を立てることで、タワーマンションの電気代を無理なく管理しやすくなるでしょう。

