「私がいないからって呪っちゃダメですよ」 池田エライザ、風疹による急欠席で話題に/映画『貞子』イベント

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池田エライザがイベントを欠席 原因は「風疹」

映画『貞子』カップル限定試写会が、2019年5月20日に都内で開催されました。
主演の池田エライザさんが登壇予定でしたが、当日になって急きょ欠席。理由は、感染力の強い「風疹」を発症したためでした。

主催側は、イベント開始前に「池田エライザさんが風疹のため欠席いたします」と発表。
突然の知らせに、会場に集まった観客の間には驚きと落胆が広がりました。特にカップル限定のイベントとあって、男性陣からは「楽しみにしていたのに残念」「仕方ないけど寂しい」といった声も聞かれたようです。

会場で読み上げられた“本人からの手紙”

欠席となった池田エライザさんの代わりに、会場では彼女からの手紙が読み上げられました。
そこには、彼女らしいユーモアと誠実さがにじんでいました。

「カップル応援イベントということで、皆さんにお会いできるのをとても楽しみにしていました。ですが、風疹は感染力が強く、皆さんにうつしてしまう可能性があります。きちんと治すことを優先させてください。私がいないからって呪っちゃダメですよ。」
(池田エライザ コメントより/イベント会場で代読)

このメッセージには、来場者だけでなくファンからも多くの共感と励ましのコメントが寄せられました。
「無理せず治して」「貞子よりもエライザが怖いのはイヤだ(笑)」といった温かい反応がSNS上にあふれ、イベント自体も“優しさ”に包まれた雰囲気に。

映画『貞子』と中田秀夫監督の約20年ぶりの挑戦

貞子』は、1998年に大ヒットした『リング』シリーズの監督中田秀夫氏が、約20年ぶりにメガホンを取った最新ホラー作品。
令和最初のホラー映画として注目されており、主演に池田エライザさんを迎えた点でも話題を集めていました。

彼女が演じるのは、テレビ局で働く記者・秋川茉優
動画サイトにアップされた「呪いの映像」を追う中で、現代社会に潜む恐怖と向き合う女性を熱演しています。
ホラーという枠を超え、人間の心の闇や現代社会の孤独を描いた深みのあるストーリーも魅力です。

中田監督にとっても、約20年ぶりに「貞子」というキャラクターと向き合う機会となり、監督自身が「現代のデジタル時代に貞子がどう存在するのか」をテーマに制作したと語っています。

主演女優としての責任と判断

池田エライザさんの今回の判断は、結果として称賛を集めました。
体調を押して登壇することもできたかもしれませんが、観客への感染リスクを最優先に考えた彼女の行動は、プロとしての責任感の表れ。

近年、感染症に関する意識が高まる中で、芸能人のこうした判断は社会的にも重要なメッセージを持っています。
「会いたい気持ち」と「守るべき安全」の間で冷静に判断できる強さ――それこそが、池田エライザという女優の人間性を象徴しているようです。

イベントは“貞子”が代役登場

当日のイベントは、池田さんの代わりに“貞子”が登場
会場を練り歩くように現れ、抽選コーナーやフォトセッションも行われました。
恐怖と笑いが交錯する不思議な空間となり、観客からは「これはこれで貴重な体験」との声も。

スタッフたちも急な対応に追われながらも、最後まで笑顔を絶やさずに進行。
まさに、“ホラーでありながら温かいイベント”として記憶に残る一日となりました。

池田エライザの復帰に期待

映画『貞子』は、その後5月24日に全国公開され、多くの観客を魅了しました。
主演の池田エライザさんは回復後、メディアに元気な姿を見せ、ファンに安心を届けています。

風疹という予期せぬ出来事を通して、改めて感じたのは「健康の大切さ」と「誠意ある対応の強さ」。
どんな状況でも周囲への思いやりを忘れない彼女の姿勢に、多くの人が心を打たれたことでしょう。

今後の女優としての活躍にも、より一層の期待が高まります。

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