WordPressのバックアップは「All-in-One WP Migration」で！使い方と手順を完全解説
WordPressサイトを運営していると、テーマやプラグインの更新、カスタマイズ作業中などに思わぬトラブルが発生することがあります。そのため、定期的なバックアップは欠かせません。今回は、数あるバックアップ方法の中でも特に人気の高いプラグイン「All-in-One WP Migration（オールインワンWPマイグレーション）」を使ったオススメで安全・簡単なバックアップ方法を記事後半で紹介します。
WordPressで作成されているサイトが全世界的にほとんどです
WordPress、全世界でサイトと言えば「WordPress」で作成されているのがほとんどになってきていますね。当サイトもWordPressを使っています。
まだまだバックアップの必要性を感じてはおりませんでしたが、自分の勉強も兼ねて、今回初めてWordPressのバックアップ方法を調べて実施してみました。
WordPressのバックアップ方法は２つ
１つは、プラグインを使って行う方法。
２つ目は、FTPソフトを使ってサーバーからダウンロード + WordPressエクスポート する方法。
一番、人気があってお手軽という評判も高いのがプラグインの「All-in-One WP Migration」を使う方法です。初めての方へは推奨されまくってますので本当に簡単でバックアップ的にもよいということでしょう。
しかし、私は今回、初めてですが「FTPソフト」+「WordPressエクスポート」を使ってバックアップを取ってみました。深い理由は特にありません。
WordPressのバックアップを「FTPソフト」+「WordPressエクスポート」でやってみた
行うことは意外なほど、少ないです。
■ STEP 1
FTPソフトを使ってサーバーにアクセス。WordPressを使ってサイト作成しているドメインの場所から「wp-content」を探してください（すぐに簡単に見つかりますよ）。
「wp-content」の中へ入り、以下の３つのフォルダを全てサーバーから自分のパソコンなどへダウンロード。
「plugins」
「themes」
「uploads」
他にもフォルダはありますが上記３つのみでOKです。
注）
FTPソフトを使ってダウンロードするファイル数は相当多いです。途中でダウンロードできずにエラーになっても慌てずに（私はかなりの数のエラーが出ました）、フォルダ毎でやり直してみる、フォルダ単位ではなくてファイル単位で数を50個づつとかでやってみるとかすると、ダウンロードできるので、じっくりと確実にダウンロードしてください。
■ STEP 2
WordPressの管理画面へログイン。「ツール」→「エクスポート」。
「すべてのコンテンツ」にチェックが入っているのを確認し、「エクスポートファイルをダウンロード」。
WordPressのバックアップ完了
びっくりするくらいWordPressのバックアップは簡単でした。これで不測の事態への備えが出来たので一安心です。WordPressに限らず、バックアップは定期的にするのがいいことは分かっていますが、面倒なので中々できないし、しないものですが、イザというときが来るかも知れませんので、この機会にあなたもバックアップをしておくことをオススメします。
次の記事から、超オススメな安全・簡単なバックアップ方法をご紹介しますね！
プラグイン「All-in-One WP Migration」で安全・簡単なバックアップ方法
All-in-One WP Migrationとは？
「All-in-One WP Migration」は、WordPressサイト全体をワンクリックでエクスポート・インポートできる無料プラグインです。サイトのデータベース、テーマ、プラグイン、画像、投稿記事など、すべてをまとめてバックアップできるのが特徴です。
このプラグインの優れている点は、操作が非常にシンプルで、専門的な知識がなくても簡単に扱えることです。多くのユーザーがWordPressの移行や復元、バックアップ目的で利用しています。特に、サーバー移転やドメイン変更時にも役立つ万能ツールといえるでしょう。
また、「All-in-One WP Migration」は無料版でも十分に使えますが、大規模サイトの場合やクラウド保存（Google Drive、Dropboxなど）を使いたい場合は有料拡張アドオンの導入も検討できます。
All-in-One WP Migrationでバックアップを取る手順
では実際に、WordPressのバックアップを「All-in-One WP Migration」で行う手順を見ていきましょう。
① プラグインをインストールする
WordPressの管理画面にログインし、左メニューの「プラグイン」→「新規追加」をクリック。検索バーに「All-in-One WP Migration」と入力し、「今すぐインストール」→「有効化」を行います。
② バックアップを作成する
インストール後、管理画面の左メニューに「All-in-One WP Migration」という項目が追加されます。そこから「エクスポート」を選択します。
次に「エクスポート先」をクリックし、「ファイル」を選択すると、WordPress全体のバックアップファイル（.wpress形式）が自動的に作成されます。バックアップが完了すると、「ダウンロード」のボタンが表示されるので、必ず自分のPCに保存しておきましょう。
③ バックアップを複数保存しておく
安全性を高めるために、バックアップファイルは定期的に複数作成し、外部ストレージ（USBメモリ、Google Driveなど）にも保存しておくのがおすすめです。
バックアップデータの復元方法
万が一、サイトが表示されなくなった場合や、テーマ編集に失敗して壊れてしまった場合でも、「All-in-One WP Migration」を使えば数分で元の状態に戻せます。
① 復元手順
管理画面の「All-in-One WP Migration」→「インポート」を開きます。「インポート元」から「ファイル」を選択し、先ほどバックアップした .wpress ファイルをアップロードします。アップロードが完了したら「開始」をクリックするだけで、サイト全体の復元が始まります。
② 注意点
復元を行うと、現在のデータはすべて上書きされるため、必要に応じて最新のデータも別途バックアップしておくと安心です。また、無料版ではファイルサイズの上限（512MB）があるため、容量の大きいサイトの場合は「Unlimited Extension」（有料版）を利用することで制限を解除できます。
③ 復元後の確認
復元完了後は、サイト全体の表示、リンク切れ、プラグインの動作確認を行いましょう。特にカスタムテーマを利用している場合は、デザイン崩れがないかも確認しておくことをおすすめします。
まとめ：All-in-One WP Migrationで定期的なバックアップを！
WordPressのバックアップは「難しい」「面倒」というイメージを持たれがちですが、「All-in-One WP Migration」を使えば本当に数クリックで完了します。サイト運営を続けていると、予期せぬトラブルやサーバー障害は避けられません。そんなとき、最新のバックアップがあるだけでリスクを大幅に軽減できます。
特にWordPress初心者の方は、週1回、または記事を大きく更新するタイミングでバックアップを取っておくと安心です。無料でここまで簡単に扱えるプラグインはそう多くありません。「All-in-One WP Migration」は、WordPressを安全に運営するための“必須ツール”といえるでしょう。
