ESETスマートセキュリティの隔離ファイルは消すべき?安全な対応方法と注意点
ウイルス対策ソフト「ESETスマートセキュリティ」を使っていると、スキャンの結果「ウイルスを検出し、隔離しました」というメッセージを見ることがあります。
このとき、「隔離されたファイルは放置していいの?」「削除したほうがいいの?」と悩む人も多いはずです。
結論から言えば、隔離に移動された時点でウイルスの脅威は止まっているため、しばらく放置しても問題ありません。
ただし、一定期間が経過してPCに不具合がなければ、削除してスッキリさせるのがおすすめです。
隔離(検疫)とは?安全にウイルスを封じ込める仕組み
ESETの「隔離」機能は、感染や疑わしいファイルを安全な保管領域に閉じ込めるシステムです。
隔離されたファイルは実行できず、他のフォルダやシステム領域に影響を与えることもありません。
つまり、隔離されている時点で脅威は無効化されているのです。
放置していい?削除したほうがいい?

隔離フォルダのファイルは、しばらく放置でOK。
ただし、以下のようなタイミングで削除するのがベストです。
●隔離されてから1~2週間経過してもPCに異常がない
●特定のアプリやシステムに影響が出ていない
●誤検出ではないことが確認できた
この条件を満たせば、隔離ファイルを削除して問題ありません。
逆に、アプリが起動しなくなったなどのトラブルが出た場合は、隔離リストを確認し、信頼できるファイルであれば復元することもできます。
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ESETで隔離ファイルを削除する手順
1. ESETを起動
画面右下のESETアイコン(青い盾マーク)を右クリックし、「ESET Smart Securityを開く」を選択。
2. 「ツール」→「検疫(隔離)」を開く
左メニューの「ツール」をクリックし、「検疫」を選びます。
3. 隔離ファイルの一覧を確認
検出されたファイル名や元の場所、検出日が表示されます。基本的にウイルスとして処理されたものなので安全です。
4. 削除したいファイルを選択
クリックで選び、複数ある場合はCtrlキーを押しながら選択できます。
5. 「削除」をクリック
右クリックまたは画面下部の「削除」ボタンを押し、「はい」を選択。これで完全に削除されます。
削除の注意点とポイント
● 必ずESETの画面から削除する(Windowsのエクスプローラで直接削除しない)
● 削除前に、ファイル名を検索して誤検出でないか確認するのも◎
● 定期的に1~2か月に一度は検疫フォルダを整理しておくと安心
まとめ
ESETの隔離機能は、危険なファイルを封じ込めてくれる重要な防御機能です。
放置しても問題はありませんが、定期的に確認・削除しておくことでPCを清潔に保てます。
「隔離=危険な状態」ではなく、「安全に隔離されている状態」なので、焦らず落ち着いて対処しましょう。


